フードロス削減目指す商品ずらり 岡山、初のマルシェにぎわう

フードロス削減などに取り組む事業者の商品が並ぶ会場

 フードロスの削減や食を通じた地域の課題解決などに取り組む岡山県内の事業者の物産展「おかやまつながるマルシェ×OCP」が21日、岡山コンベンションセンター(岡山市北区駅元町)で開かれ、家族連れらでにぎわった。

 地方創生に関する連携協定「おかやま共創パートナーシップ(OCP)」に参加する中国銀行(同丸の内)、トマト銀行(同番町)、日本政策金融公庫岡山支店(同柳町)、岡山県信用保証協会(同野田)が主催。事業者に発信の機会を提供しようと初めて企画した。

 会場では10事業者がそれぞれブースを開設。規格外野菜を使ったドレッシングや廃棄予定の食材を調理した缶詰といったフードロス削減を目指す商品をはじめ、新見産の紅茶や黒毛和牛肉のソーセージといった地元の農畜産物を活用した加工品などが並んだ。再生処理土を混ぜた土で作るコケ玉などのワークショップもあった。

 子どもと訪れた会社員女性(30)=岡山市中区=は「久しぶりに対面型イベントに参加できて楽しい。SDGs(持続可能な開発目標)にも関心があるので、関連商品などをじっくり見たい」と話していた。

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