こんにちは。現役キャンプ業界人YouTuberキャンプレンジャーです。今回はキャンプマット(インフレーターマット)の選び方を玄人目線でご紹介します。価格に影響される要素は何か?どのようなインフレーターマットがコスパがよいと言えるのか?マット購入前にぜひチェックしてみてください。
キャンプマット(インフレーターマット)選びのポイントは3つ
「マットなんて分厚いものを買っておけばいいんでしょ」と思ったそこのあなた。それは間違いではありませんが、その選び方をすると必ず後悔します。
マットにはいろいろなタイプのものがありますが、今回はインフレータブルマット又はインフレーターマットと呼ばれるタイプを深掘りしてお話ししていきたいと思います。
まずマットを選ぶ際にポイントとなる点は、「厚み」・「生地」・「バルブ」の3つです。
マット選びのポイント【1】厚み
とにかく大事なのは冒頭でも触れた「厚み」の部分。これがマット選びにおける最重要な要素になります。
確かに分厚いマットの方がウレタンが増えるので寝心地や断熱性がよくなりますので、「商品として良いものである」という認識は間違いないと思います。
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ただ、ウレタンが分厚いマットになると想像以上に収納状態がかさばるんですよね…。そこは難点です。
ざっくり言うと、5cmのシングルマット2つ分のサイズが10cmマットの1つ分ぐらいの収納サイズになると思ってください。
また、マットの製造コストは中のウレタンの割合による影響が大きいので、それによって売価はもちろん上がってきます。
結局は「用途に合わせてぴったりの厚みをチョイスする」というのが最適解なのかなと思います。
用途別のイメージとしてはだいたいこんな感じです。
- 〜10cm: 場所を選ばず快適に使える
- 〜8cm: キャンプ・車中泊どちらでも快適に使える
- 〜5cm: キャンプでなら基本は快適
- 〜3cm: 使えるが場合によっては不安
マット選びのポイント【2】生地
次に生地について。
これはそこまで重要度が高くなく、基本は大半がポリエステルのものになっています。
たまに起毛させたスウェードを使っているメーカーもあるんですが、この辺りは好みでいいのかなという感じです。
あと裏面。
裏面には滑り止めが基本的にはついていますが、たまについてないマットもあってこれはできるだけついている方が安心です。
マット選びのポイント【3】バルブ
そして最後に注目しておきたいのがバルブです。
見る際のポイントとしては3点ですね。
- バルブ自体の大きさ
- 付いている数
- 素材は何を使用しているのか
バルブが大きければ大きいほど空気の取り込むスピードが上がって、数が多いとさらにその効率が良くなる。
また、パーツに真鍮を使っているものもあります。
バルブの主流となっているのがプラスチックなので、それと比べると真鍮製というのがより耐久性が優れていると言われています。
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「厚みがあって」「滑り止めが付いていて」「大きい真鍮製のバルブ」が付いているマットが、スペックだけで見ると最強だということになります。
キャンプマットの選び方をさらに深堀
これをさらに深掘りしていきます。
マット同士の比較
同じ厚みのマット同士を比較する場合はスペックを並べてあげるとどちらがいいのかっていうのは結構簡単に分かります。
では、「厚みが違うマットでコスパを比較する場合どうするか」という話なんですが、この場合は厚み1cm当たりの単価を計算するっていう方法があります。
実際にやってみるとこんな感じです。
(売価)÷(厚み)=(1cm当たりの単価)を算出して、それを比較するという方法ですね。
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この比較方法は少し強引ではあるんですが、コスパの悪いマットを回避する一つの方法として参考にはなるんじゃないかなと思っています。
枕つきのマットは?
たまに枕が付いているタイプがありますが、これは実は枕部分にウレタンを入れていないのでコスト的には枕なしのものに比べて安くなります。
そのため、製造原価だけの話で言うと枕がないほうが高いのは高いですが、枕はついている方がいいっていう方ももちろんいるので、このあたりは好みによる要素という感じでとらえてもらえばいいかなと思います。
その他にも、インフレーターマット自体が年々進化していっているので、枕部分にウレタンが付いたタイプであったり、空気の注入口がバルブではなくキャップのようになっているタイプもみたことがあります。
従来のものに飽きてきた方は、こういうのも検討してみるといいんじゃないかなと思います。
キャンプ業界人が選ぶ「コスパの良いマット」はクイックキャンプ
さて。以上の点を踏まえまして、ここからキャンプ業界人の私が選ぶ「コスパの良いマット」をご紹介していきます。
最近、クイックキャンプさんがご乱心です(笑)。
マットについては以前から安かったんですけど、現在は5cmのマットが2枚で6380円っ!!
今をときめく8cm厚でもなんと2枚で8,360円っ!!
ということで、同じ価格帯の他社商品と比べてもかなりお求め安い価格になっていると言えるんじゃないかなと思います。
また、低反発タイプの10cm厚のダブルサイズが12,000円くらいで買えたり、マットから少しそれますが、ハイコットやベンチのようなタイプもとんでもない価格で売られている。
かと思えば、同じ仕様で色違いのものが普通に高い価格で売っていたりするので、おそらくかなりメリハリをつけて在庫処分をしている?!…と個人的に思っています。
まとめ
それでは最後にまとめます。
- マット選びのポイントは「厚み」「生地」「バルブ」この3つに注目してください。
- 厚みが違うマットを比較する場合は「1cm当たりの単価を目安」にする。
- 今クイックキャンプのマットが最もコスパが良い。
今回ご紹介したのはあくまで全体の中の一角なので、どんどん新しいものが出てくる激戦市場になってきています。
なので、マメにチェックしてみると思わぬ発見があったりするかもしれないですね。
今回も、最後までご覧いただきありがとうございました。