チャンピオンナンバー『1』か継続か。MotoGPバニャイアとSBKバウティスタのゼッケンは1月23日に明らかに

 1月23日、MotoGPに参戦しているドゥカティ・レノボ・チームとスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しているAruba.it Racing – Ducatiは2023年シーズンに使用するマシンのカラーリングを公開する。さらに、2022年にチャンピオンを獲得したMotoGPのフランセスコ・バニャイアとSBKのアルバロ・バウティスタのゼッケンも発表される模様だ。

 ゼッケン『63』を使用しているバニャイア、『19』を使用しているバウティスタは、2022年に王座を獲得したことから、翌2023年はチャンピオンナンバー『1』を使用する資格が与えられる。

 ところが、MotoGPでは、技術規則が大幅に改訂された2002年以降、『1』を使用したのは、2007年のニッキー・ヘイデン(2006年王者)、2008年と2012年のケーシー・ストーナー(2007・2011年王者)、2011年のホルヘ・ロレンソ(2010年王者)のみ。

 ロレンソは2012年と2015年にも王者となっているが、『1』を使用したのは上記の1度のみ。そのほかにチャンピオンに輝いたマルク・マルケス、ジョアン・ミル、ファビオ・クアルタラロも翌年にはパーソナルナンバーを選び、『1』をつけることはなかった。

2022MotoGP:フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)とバレンティーノ・ロッシ

「ゼッケン1を身につけるビックなチャンスであり、このような機会は誰もが持てるものではないけど、ナンバーの変更は、大きな重圧をもたらす。僕はゼッケンナンバー1のライダーに対して、いつも魅了されてきたから、どうするか考えよう。簡単には選べない」とバニャイア。

「この数カ月、何度も考えが変わった。最初に『1』を選んだけど、休暇後は『63』をつけたいと思った。両方の番号を準備して、写真撮影の直前に決めることにした。その瞬間の気持ちにこだわることにしよう」と悩んでいた様子だ。

 また、バウティスタも『19』か『1』か悩んでいたようで、自身のSNSで動画を投稿して、ふたつのゼッケンを持ち、発表会で明かされることを語った。

2022SBKチャンピオン:アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing – Ducati)

 MotoGPで『1』が使用されれば2012年のケーシー・ストーナー以来、4人目。SBKでは2022年のトプラク・ラズガットリオグルに続くことになる。また、MotoGPとSBKの両カテゴリーで『1』が使用されることになれば、MotoGPでロレンソ、SBKでマックス・ビアッジが使用した2011年以来となる。

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