出入境再開で本土住民が住宅購入

香港と中国本土の出入境が再開されて約1週間が過ぎ、香港の小売市場が好転して宝飾品の売り上げが30%増加しただけでなく、不動産市場も恩恵を受け始めた。1月17日付香港各紙によると、16日には出入境再開後で初めて中国本土のバイヤーによる住宅購入が記録された。同日、本土住民が将軍澳の緻藍天の4LDKの物件を1280万ドルで購入。本土住民が住宅を購入する場合は物件価格の30%に当たる税金を支払わなければならず、同物件購入の税額は384万ドルに上る。住宅価格と税金を合わせると1664万ドルに上り、さらに不動産代理へのコミッションが加わる。本土住民が香港の不動産市場の先行きを好感していることが反映されている。

© HKP