まもなく旧正月、違法爆竹を摘発

春節(旧正月)といえば、爆竹が弾ける音が響くイメージがあるが、香港では爆竹は違法だ。しかし、毎年旧正月が近づくと不法に持ち込まれた爆竹の摘発がニュースになる。今年も1月22日の新年を控え当局が取り締まりを強化。1月17日午後には新界地区の屯門で大量の花火と爆竹を押収した。同日付香港メディアによると、警察は順風囲のビルの一室で花火と爆竹とみられる危険物を発見。それらは110キログラムに上り、市価15万ドル相当するという。また警察は同日、その室内にいた香港籍の34歳の男を花火と爆竹の不法所持容疑で逮捕した。警察では今回危険物が見つかった現場は民家に近く、花火や爆竹を使うと他人や自分自身にも危険が及び、引火による火災や爆発が起きかねないと指摘。そんな極めて無責任な行為はやめるよう呼び掛けている。香港では「危険品条例」により花火および爆竹の不法所持と使用は有罪となり、違反した場合は2万5000ドル以下の罰金や6月以下の禁固刑に処せられる。

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