黄大仙の新年焼香、今年は一般開放

新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行によって嗇色園黄大仙祠では旧正月の新年焼香が2年連続で一般開放されなかった。1月12日の香港メディアによると、黄大仙祠は11日、今年は信者が自身で祠に赴き焼香を行う活動を再開すると発表。旧正月元日から15日の期間は開放時間を延長し、市民が参拝する便宜を図る。嗇色園黄大仙祠は1921年建立で、新年焼香には毎年5万~7万人が訪れる。新型コロナ流行により2021年、過去100年で初めて新年焼香の一般開放を取りやめた。22年も引き続き一般開放を取りやめ、新年焼香はネット中継されたほか、旧暦大みそかの晩には多くの信者が黄大仙祠の入り口前まで訪れ、入り口に向かって手を合わせるなどして新しい1年の平安を祈願した。

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