西日本から北日本にかけて日本海側を中心に大雪をもたらしている今季最強の寒気の影響で、岡山県内は25日も中国山地沿いなどで断続的に雪が降った。津山市ではこの日未明、昨冬までの最大記録を上回る46センチの積雪を観測した。交通機関は大幅に乱れ、鉄道や空の便で運休や欠航が相次ぎ、高速道路でも通行止めが発生した。
各地の積雪(午前10時現在)は真庭市蒜山上長田91センチ、新見市千屋61センチ、美作市49センチ、津山市45センチ。真庭、美作、津山市は同日未明にかけての12時間降雪量が観測史上最大となった。
津山市では市街地一帯が雪に覆われ、車がゆっくりと走行。道路沿いで雪かきをする人の姿も見られた。
津山、新見市、奈義町、新庄村など9市町村の大雪警報は午前8時すぎに解除されたが、午後6時までの12時間降雪量は多い所で県北部の山地25センチ、平地10センチ、南部5センチが予想されている。岡山地方気象台は「雪を伴う雲が抜ける夕方まで引き続き警戒が必要だ」と呼びかけている。