“強烈寒波” 広島・県北の豪雪地帯は 今後も注意を 北広島町八幡から

広島県内でも各地にまとまった雪をもたらせた今季一番の強烈な寒気。雪のピークは過ぎたということですが、豪雪地帯の今の様子はどうでしょうか。北広島町から中継です。

RCCウェザーセンター 末川徹 気象予報士
「北広島町の八幡に来ています。現在の雪の状況なんですが、正直、午前中いっぱいでやむかなと思っていたのですが、この時間(午後5時ころ)もしっかり降っています。

雪の粒を確かめてみたいんですけども、手のひらを上にかざしますと、粒の細かい雪が多いかなと。ただ、午後3時台とあまり変わらない粒の大きな雪も混じっている状況です。

こちらは、新雪がたくさん積もっています。雪の感触を確かめてみますと、このように雪がさらさらとしているんです。パウダースノーとなっています。現在、風は吹いていないので、まっすぐ落ちてきています。ただ、この2日間を振り返ってみますと、風が強く吹く瞬間がすごく多かったんです。ホワイトアウトになることもしばしばありました。

あらためて、この場所を説明します。民家が並んでいます。屋根の上のほうに注目していただきたいんですが、この2日間、雪が降った影響で雪のかたまりがごっそり乗っかっているような感じです。

地元住民の方にお話を聞いてみますと、『足もとの雪かきはたいへんなんだけども、それよりも屋根の上にある雪をどう処理したらいいのか困っている』といった声が多く聞かれました。

また、『去年のクリスマス寒波と比べると、今回は雪の量としては大したことはないんだけども、特別に気温が低い。寒い』ということで、路面の凍結でスタックしている車もしばしば見られたようです。

依然として雪が降り続いています北広島町からお伝えしました」

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