去年4月、福山市の空き家に連続で放火した男の裁判で広島地裁福山支部は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
住居不定の作業員の男(48)は去年4月、福山市多治米町の空き家が集まる地区で、
連続で空き家に火をつけ全焼させた罪などに問われています。
25日の裁判で松田克之裁判長は「放火していたのは何年も人が居住していない空き家ではあるが、
周辺住民らが感じたであろう恐怖や不安は小さくなく、犯行動機も身勝手というほかない」と指摘しました。
一方で、「放火を繰り返したことについては精神障害の影響も考えられる」などとして
懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。