ボートに衝突し転覆させた疑い 横須賀海保、作業船の男性船長を書類送検 そのまま現場立ち去るも衝突痕から特定

転覆したプレジャーボート(横須賀海保提供)

 プレジャーボートに衝突し転覆させたとして、横須賀海上保安部は25日、業務上過失往来危険の疑いで、横須賀市に住む40代の男性船長を書類送検した。

 書類送検容疑は昨年11月11日午前8時55分ごろ、横須賀港内で作業船兼交通船(長さ14.5メートル、総トン数10トン)を操船中、プレジャーボート(長さ5メートル)に衝突し転覆させた、としている。

 海保によると、ボートでは男性1人が釣りをしていたが、衝突直前に海に飛び込み、近くにいた遊漁船に救助された。同船はそのまま現場を立ち去ったが、衝突痕などから特定した。けが人はなかった。

 男性船長は「衝突したという認識がなかった」などと供述しているという。

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