“放射冷却”で気温低下 静岡県内7地点で今季最低…今後も寒い日続く?【予報士解説】

「10年に1度」といわれる最強寒波の影響で、静岡県内は1月26日も厳しい寒さとなりました。この冷え込みはいつまで続くのか、田中健太郎気象予報士に聞きました。

<瀬崎一耀キャスター>

三島市では氷点下5度とかなり冷え込みましたね。

<田中健太郎気象予報士>

静岡県内各地の26日の最低気温をみると、石廊崎と松崎を除くほぼすべての地点で氷点下となりました。静岡県内19ある気温の観測地点のうち、7地点で今季最低、25日の朝をさらに下回るような気温の低さとなりました。

<瀬崎キャスター>

中部と東部で特に寒かったようですが…。

<田中気象予報士>

中部と東部で26日の明け方から朝、特に風が弱く、放射冷却が効いたためです。

今後も平年より気温の低い日が多くなりそうです。27日はほとんど日差しがなく、静岡市中心部の最高気温は8℃と平年を下回ります。土曜日、日曜日と天気は回復しますが、寒気が入ってくるため、また朝の冷え込みも強まるでしょう。

来週になると若干平年の気温を上回る日も出てきますが、また下がったりして、この先もこの時期らしい寒さが続きそうです。

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