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米投資ファンドへの百貨店そごう・西武売却を巡り、福井県の杉本達治知事は1月26日の会見で、そごう・西武側に近く出向いて、西武福井店(福井県福井市)の営業継続を直接要請する考えを示した。
知事は会見で、福井県主催の「ダイノデパート」やフードフェアを通して、西武福井店のにぎわい創出に協力してきた経緯を説明。そごう・西武と県の担当者のこれまでの面会で「『福井は地元の熱意を感じる。何とか残したい』と強く言っていただいている」と述べた。
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その上で「売却されても西武福井店の運営主体がそごう・西武であることは変わらない。直近で、できるだけ早く行って、私からトップに直接お願いする。北陸新幹線県内延伸に伴う効果も伝えたい」と語った。今後、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループにも働きかける考えだ。
セブン&アイ・ホールディングスは昨年11月、傘下のそごう・西武をフォートレスに売却すると発表。売却時期は当初、今年2月1日としていたが、3月中に延期すると1月24日発表した。売却によって、福井、秋田、広島の3市にある地方店が維持されるかどうかが焦点となっている。
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