“ウニランタン”に“フグちょうちん” ペンギン水族館で展示 2月5日まで

大きなフグちょうちん(左)に興味津々の子ども=長崎市、長崎ペンギン水族館

長崎ランタンフェスティバルに合わせ、長崎市宿町の長崎ペンギン水族館は、ランタンにちなんだ海の生き物を集めた「ペンギンと海のランタン展」を3年ぶりに開いている。2月5日まで。
 館内は中華風のBGMが流れ、同館オリジナルの波乗りペンギンやクマノミランタンで市街地の会場に負けない春節(旧正月)ムードを盛り上げている。海の生き物に触れ楽しんでもらおうと、フグの皮で作ったちょうちんやウニ殻を使ったランタンのほか、光の反射で外套(がいとう)膜が青く光ることから「ディスコ二枚貝」の異名を持つウコンハネガイなど珍しい生体を展示している。

トゲが抜け落ち、放射状の模様がレースのように美しく透けるウニ殻のランタン

 シェルランプやシーグラスを再利用した漂着物のランタンもあり、海洋汚染の背景について知ってもらう仕掛けもある。
 長崎市坂本1丁目の玉田文香さん(34)は娘の菜乃ちゃん(1)と来場。「3年前に長崎へ引っ越してきて、やっとお祭りが見られた。本会場にも足を運びたい」と話した。


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