JR芸備線 広島県が来月 JR西日本からヒアリングへ 全路線の経営状況など情報共有に期待

広島県と岡山県は27日、芸備線の状況などを把握するため、JR西日本にヒアリングをすると発表しました。

広島県によりますと、JR西日本へのヒアリングは2月1日に岡山市で実施します。ヒアリングには、岡山県や国土交通省、芸備線の沿線自治体も参加します。

県は芸備線維持向けて利用促進に取り組んでいて、芸備線の利用状況や経営状況、JR西日本管内全路線の経営状況に加え、国の予算や制度面の検討状況などについても説明を受ける予定だということです。

JR西日本は去年、1日の平均乗客数が2000人を下回る17路線の30区間の収支を公表し、「この区間での黒字化は難しくJRが全て負担する運用は厳しい」という認識を示していました。

ヒアリングについて湯崎知事は、「芸備線沿線地域全体の活性化と持続可能な地域交通の確保につながるよう議論に必要な情報を共有してもらう場として期待している」とコメントしています。

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