広島サミットへの関心を高めてもらおうと、広島市立大学で外務省の幹部が講演し、「世界が直面する課題を一緒に考えてほしい」と呼びかけました。
講師を務めたのは、外務省G7広島サミット副事務局長の溝渕将史さんです。
溝渕さんは、これまで日本で開催された4回のサミットに関わっていて、今回も行事が円滑に行われるよう運営面を担当しています。
外務省G7広島サミット事務局 溝渕将史 副事務局長
(会場について)「首脳会議にふさわしいしつらえだとか装飾をしなきゃいけない。瀬戸内海の絶景を見てもらいたい場所だとすると壁に防弾ガラスを置かないと」
27日の講演では、各国首脳を乗せる強固な防弾機能のある車をドイツからレンタルするなど、準備内容の一端を披露しました。
学生たち
「広島出身ではないが、広島に居ることで体験できる雰囲気を大切にしていきたいと思った」
「広島という場所だからこそ平和を訴えることができるんじゃないかという思いを聴けたところが印象に残りました」
溝渕さんは、学生に対して「各国首脳が議論する国際問題に関心を持って、自分が首脳だったらどのように考えるか問題意識を持ってほしい」と期待を語りました。