【横浜市予算案】「子育てしたいまち」に向け第一歩 山中市長、歳出改革で持続可能な市政へ

2023年度当初予算案を発表する山中市長=横浜市役所

 横浜市の山中竹春市長は27日の会見で、2023年度当初予算案を「子育てしたいまちの幕開け」と名付けた。昨年策定した「中期計画」の基本戦略に掲げる「子育てしたいまち 次世代を共に育むまち」に向けた第一歩を踏み出す。

 山中市長は、横浜の活性化と同時に、歳出改革によって持続可能な市政へのシフトを進めると宣言。「両輪で市民の行政サービスにつながる好循環を達成するのが目標」とし、23年度を「ゴールに向かって進む元年」と位置づけた。

 小児医療費助成の拡充や放課後施策の充実に向けた調査などの具体的な取り組みを紹介した上で、「子育て世代への直接支援に、基本戦略に関わる予算の5割を充てた。今後の横浜を見据えた調査・検討、戦略策定費用を盛り込んだことも特徴だ」と述べた。

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