政務長官、出入境など4つの目標

陳国基・政務長官は1月22日、「香港許願節2023」に出席して今年の目標を語った。同日の政府新聞公報と香港メディアによると、陳長官は香港が安定から興隆に向かう新たな過程で、4つの目標を挙げた。1つ目は出入境再開。特区政府は中央、広東省、深セン市の各政府の協力の下、1月8日に第1段階の出入境再開を開始し、両地市民の数年来の切望に応えた。全面的な出入境再開を達成する目標に向けて引き続き段階的に秩序ある措置を貫徹し、香港の経済・民生活動が早く全面回復させると指摘。第2段階ではPCR検査を撤廃することが目標と言及した。2つ目は人材の融通。第14次5カ年計画、粤港澳大湾区の発展、一帯一路の建設などの国家戦略の契機を生かすために豊富な人材は必要不可欠。特区政府は地元人材を育成・確保するのと同時に、人材サービス窓口と重点企業誘致弁公室を通じて各地から人材を誘致し、香港の優位性を強化すると語った。3つ目は産業発展の原動力を増強し、幅広い民生福祉を推進。中でもイノベーション科学技術の発展、低所得層の医療健康、若者の発展の青写真などに注力する。4つ目は政治と調和。習近平・国家主席の昨年7月の講話を貫き、10月に発表した施政報告の政策措置を実現すると述べた。

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