首位打者3度のマウアーがツインズの球団殿堂入り 球団史上38人目

日本時間1月28日、ツインズはジョー・マウアーが38人目のメンバーとして今年8月に球団殿堂入りを果たすことを発表した。背番号「7」はすでにツインズの永久欠番となっており、球団史上最高の捕手であるマウアーが球団殿堂入りすることは確実視されていた。ツインズがこのタイミングでマウアーの球団殿堂入りを決めたのは、マウアーのアメリカ野球殿堂入りを後押しする狙いがあるとみられる。2018年限りで現役を引退したマウアーは、次回(2024年度)の殿堂入り投票から有資格者となる。

現在39歳のマウアーはミネソタ州セントポール出身。2001年のドラフトで地元球団のツインズから全体1位指名を受けてプロ入りした。2004年にメジャーデビューを果たし、ツインズ一筋で15年間プレー。最初の10年間は捕手、残りの5年間は一塁手を務め、通算1858試合に出場して2123安打、打率.306、143本塁打、923打点、OPS.827をマークした。捕手史上最多となる3度の首位打者に輝き、自己最高の成績を残した2009年にはMVPを受賞。オールスター・ゲーム選出6度、シルバースラッガー賞5度、ゴールドグラブ賞3度など、輝かしいキャリアを過ごした。

ツインズのデーブ・セントピーター球団社長は「私はジョー・マウアーのことを殿堂入り選手だと思っている。専門家の多くも彼が殿堂入りすると信じていると思う。問題は『彼が有資格初年度で殿堂入りするのか』ということだと思う」とコメント。「だから、彼が球団殿堂入りすることでプラットフォームができるんだ。私は今回の球団殿堂入りが今年12月に行われる殿堂入りの記者投票に勢いをもたらすことを期待している」とマウアーのアメリカ野球殿堂入りを後押しする狙いがあることをハッキリと明言した。

マウアーの球団殿堂入りは、ツインズの球団殿堂入り選手、メディア関係者、チーム歴史家、フロントオフィスのメンバーによって構成される70人の選考委員会の投票によって決定。ロッド・カルー会長からの電話でマウアーに球団殿堂入りが伝えられた。捕手としては2004年のアール・バティに次ぐ2人目の快挙となっている。

© MLB Advanced Media, LP.