日本付近は、29日(日)までは平年より気温が低く、1月最終日となる31日(火)ごろまでは真冬らしい寒さが続く見通し。その後、2月が始まる1日(水)になると日本海側・太平洋側ともにこの時季としては気温が高くなり、桜が咲くころのような気温が予想されている所もある。この先は気温の変化が大きいため、体調管理に気を付けたい。
■23日(月)~27日(金)は記録的寒波で極寒列島
25日(水)に館野(茨城県つくば市)の上空1500メートル付近で-15.0℃を観測し、1957年からの統計開始以来最も気温が低くなるなど、記録的に強い寒気が流れ込んだ日本列島。
27日(金)までの5日間の平均気温は、沖縄から北海道までの全国各地でこの時季としては低く、厳しい寒さが続いている。
■2月スタート 気温的には3月並み予想
この先も29日(日)ごろにかけては厳しい寒さが各地で続く予想。日本海側は雪の影響で気温が上がらず、太平洋側は晴れても寒気の影響で最高気温は10℃に届かない所が多くなりそう。30日(月)から31日(火)にかけても真冬らしい寒さになる見通し。
朝晩は冷える日が続くものの、2月に入る1日(水)になると南からの暖かい空気が流れ込むため、日本海側・太平洋側ともに最高気温は平年より高く3月並みの所が多くなりそうだ。
東京・大阪は14℃で3月中旬並み、宮崎は18℃と3月下旬並みで、桜が咲くころのような気温が予想されている。厳しい寒さが続いているため、少しほっとできるかもしれない。
■気温上昇は一時的 再び寒さ戻る
ただ、気温が上がるのは一時的となりそうだ。翌日2日(木)になると再び北から寒気が流れ込むため、気温は急降下する予想。
最新の10日間予報を見ると、その後7日(火)にかけて真冬のこの時季らしい寒さとなる所が多い見通し。晴れても最高気温は10℃前後で、北風の吹く日も多くなりそう。
4日(土)は二十四節気の立春(りっしゅん)で、暦の上では春が始まるが、まだまだ寒さ対策を万全にして過ごしたい。
(気象予報士・鈴木悠)