きょう21日(土)午後からあす22日(日)にかけては太平洋側を中心に晴れる所が多い見通し。ただ、23日(月)以降は普段雪の少ない太平洋側でも雪が降りやすくなりそう。今シーズン1番強い寒気が流れ込む24日(火)以降は日本海側を中心に大雪となり、太平洋側でも大雪のおそれがある。

きょう21日(土)午後　次第に冬型気圧配置は緩む

　きょう21日(土)の日本付近は西高東低の冬型の気圧配置が強まっている。そのため西日本から北日本の日本海側では雪が降り、風も強まってふぶいている所もあると見られる。
　夜にかけて北陸や北日本の日本海側を中心に雪が続きそう。なだれや着雪などに注意。ただ、次第に冬型の気圧配置は緩むため、降り方や風はだんだんと弱まる見通しだ。

　太平洋側は午後も晴れて空気の乾燥する所が多くなりそう。ただ、晴れても風が冷たく、日ざしのぬくもりはあまり感じられない見通し。東京・大阪・名古屋の最高気温は9℃と10℃に届かない予想。
　真冬らしい寒さのため、午後の外出には冷たい風を通しにくい服装がよさそうだ。

あさって23日(月)　南岸低で太平洋側も雪降りやすい

　あす22日(日)になると、朝は西日本や東日本から北日本の太平洋側では晴れる所が多い見込み。ただ、午後は西からゆっくりと天気は下り坂となりそう。
　23日(月)にかけて日本の南岸を低気圧が進むため、太平洋側でも山沿いを中心に雪が降る見通し。一部、平地でも雪が降りそうだ。

　東京都心では今シーズンまだ一度も雪を観測していないが、今回も雪ではなく雨の可能性が高い。23日(月)の東京都心の最高気温は6℃と朝から上がらず、冷たい雨になりそうだ。

24日(火)～26日(木)　今季最強寒波で日本海側中心に大雪

　低気圧が抜けたあと、24日(火)から26日(木)ごろにかけては再び冬型の気圧配置が強まる見通し。上空1500メートル付近で-12℃という平地でも大雪の目安となる今シーズン1番強い寒気が西日本付近まで流れ込みそう。
　日本海側では広く大雪や猛ふぶきとなるおそれがあり、普段雪の少ない太平洋側でも大雪となる可能性がある。晴れる所も今シーズン1番の震える厳しい寒さとなりそうだ。
　西日本から東日本の雪に慣れていない地域では、きょう21日(土)からあす22日(日)のうちに雪への備えをしておきたい。

（気象予報士・鈴木悠）