那覇空港の国際便の再開支援継続を 空港連絡会が沖縄県に陳情

 那覇空港国際線連絡会(AOC)は23日、県議会で赤嶺昇議長と面談し、国際定期便の運航再開支援事業の継続や検疫体制の早期見直しに向けて、県として国に要請を行うよう陳情した。

 中国でのコロナ感染急拡大を受けて昨年末にいったん香港便の停止措置が発表されたことについて、同連絡会は「那覇空港国際線は不安定で、完全復活しているとはいえない」と指摘。中国路線などの新規就航や既存路線増便のためにも、国際線運航の安定的な環境構築に尽力してほしいとした。

 コロナ禍で運休が続いたことで必要人員が離れてしまったため、地上ハンドリングや保安警備などの人手不足を解消する施策も要請した。赤嶺議長は「インバウンド(訪日客)は課題が多くある。いただいた話は委員会の他に個別でも伝えていく」と話した。

 (與那覇智早)

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