地球温暖化防ぐ行動を 県職員ら出張授業 高鍋東中

地球温暖化防止のため一人一人ができることを考えた県の出張授業

 高鍋町・高鍋東中(小嶋雅史校長、310人)で27日、県職員らの出張授業があり、1年生118人が地球温暖化を防ぐため一人一人ができることを考えた。
 県は2021年3月、50年までに二酸化炭素(CO2)など温室効果ガス排出量実質ゼロ(ゼロカーボン)を目指すと表明。ゼロカーボン社会づくりのため、自ら行動してもらおうと今回初めて授業を実施した。
 県環境森林課の中平文季子(ふきこ)主幹が講話。大雨や猛暑日の増加、農作物の品質低下など温暖化の影響を説明し、「温暖化で大変な人が今既にいる。節電や食品ロスをなくすなど、環境に優しいことが自分のためになる」と訴えた。
 県のシンボルキャラクター「みやざき犬」が参加しての2択クイズも。日高杏梨(あんり)さん(13)は「お米をとぐ水の量を減らすなど自分でできる節水、節約に取り組みたい」と話していた。

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