日本海側は今夜から雪の強まる所も 週中ごろも強い冬型に 太平洋側も寒暖差大きく

週間天気予報

 きょう(日)も日本海側には雪雲が流れ込み、北陸や北日本では局地的に雪の強まった所もある。いったん雪の降り方がおさまった所も、日本海側は今夜から再び雪の強まる所があり、週の中ごろは冬型の気圧配置が強まって大雪や大荒れとなるおそれがある。 

 全国的に厳しい寒さが続いているが、水曜日は気温が高くなり、関東から西では15℃くらいまで上がる見込み。ただ、そのあとはまた真冬の寒さが戻るため、寒暖差で体調を崩さないように気をつけたい。

■今夜からあす(月)日本海側で雪強まる

29日(日)午後2時までの24時間降雪量

 上空に強い寒気が流れ込んでいるため、きのう(土)の夜は富山県の魚津市で短い時間で大雪となるなど、日本海側では雪の強まった所がある。 

 きょう(日)の日中はいったん雪が弱まっている所も、今夜からあす(月)にかけては再び強まる雪に注意が必要だ。

29日(日)午後9時 予想天気図

 日本海から低気圧が近づいて、上空には強い寒気が流れ込む見込み。今夜は北陸から山陰にかけて、雷を伴って局地的に雪の強まる所がありそうだ。

大雪と風の予想[上]29日(日)午後11時 [下]30日(月)午後1時

 北陸はあす(月)にかけて発達した雪雲が流れ込みやすく、大雪となる所がある見込み。午後は北日本にも雪の範囲が広がって、東北の日本海側を中心に雪の降り方が強まる所もありそうだ。風も強まるため、ふぶきによる見通しの悪化にも注意が必要となる。大気の状態が不安定となるため、落雷や竜巻などの突風にも注意が必要だ。

■水~木曜 北陸や北日本は荒れた天気に 大雪に注意

1日(水)~2日(木)天気と最高気温

 火曜日になると、日本海側の雪の範囲は狭くなるが、水曜日は低気圧が日本海を発達しながら進むため、再び雪や雨の所が多くなる。日中は低気圧に向かって南風が吹き込むため、気温はこの時季としては高くなりそうだ。北陸や東北では雨の所もあるため、なだれに注意が必要となる。 

 夜から木曜日にかけては冬型の気圧配置が強まるため、北陸や北日本の日本海側は再び大雪となるおそれがある。風も強まるため、ふぶく所もある見込み。交通機関への影響にも注意が必要だ。

■水曜日は南風で気温上昇 そのあとは真冬の寒さ 

週間予想気温

 太平洋側は冬晴れとなる日が多く、週明けも空気の冷たさが続く見込み。あす(月)の朝は東京や名古屋で0℃と、関東から西も氷点下の冷え込みとなる所がありそうだ。 

 水曜日は南風で気温が上がり、関東から西で15℃前後と、3月並みの陽気になる見通し。ただ、暖かいのは一時的で、木曜日には冷たい北風に変わって真冬の寒さが戻る見込み。 

 4日(土)は立春で、暦の上では春の始まりとなるが、このころから厳しい寒さが少し和らぎそうだ。ただ、週の後半にかけては寒暖差が大きくなるため、体調を崩さないように注意が必要となる。

(気象予報士・及川 藍)

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