福井県かきぞめ競書 4人が大賞 最終審査、推薦や準推薦、奨励賞も決定…2月9日から巡回展

作品を慎重に吟味し、大賞などを決めた県かきぞめ競書大会の最終審査=1月29日、福井新聞社・風の森ホール

 第87回福井県かきぞめ競書大会(福井新聞社主催、若越書道会共催、福井県書道教育研究会協力、げんでんふれあい福井財団、北陸銀行、三谷市民文化振興財団特別協賛)の最終審査が1月28、29日、福井県福井市の福井新聞社で行われた。最高賞の大賞に、仲野菫さん(小学6年)、荒木愛理さん(中学3年)、浅妻葵衣さん(高校)、木下瑛斗さん(大学)の4作品が選ばれた。2月9日から、優秀作品の巡回展が始まる。

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 5万6207点の出品作のうち、1次審査で特選となった3015点を対象に審査した。若越書道会の会員約80人が止め、はねといった筆遣いや全体のバランスなどを吟味した。各部門の上位入賞作が決まると、会員から大きな拍手が送られていた。

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 大賞のほか、推薦147点、準推薦220点、奨励賞26点を選んだ。審査委員長の小林玉秋・若越書道会会長は「心血を注いだ格調高い作品が多かった。線に迷いがなく、しっかりと鍛錬を積んだ自信が感じられた」と講評した。

 準推薦、奨励賞、特選の入賞者一覧を2月3日付の本紙に掲載するほか、同25日付で大賞と推薦、3月2日付で準推薦の作品紙上展を掲載する予定。表彰式は2月11日に福井新聞社で行う。

 優秀作品の巡回展は、福井新聞社(2月9~12日)、鯖江市まなべの館(同17~19日)、福井新聞大野支社(同23~26日)、同小浜支社(3月3~5日)で開く。

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