韓国紙「現代自動車が販売台数世界3位に...ルノー・日産・三菱連合抜く」「1位はトヨタ」

日本のトヨタ自動車が昨年世界で販売した新車台数が1048万3024台(前年比0.1%減)であったと30日明らかにした。

(参考記事:米国の自律走行調査で韓国現代車が最下位に…「不安になるほど隣の車に近づく」 トヨタは?

韓国聯合ニュースは20日、共同通信を引用し、「トヨタは昨年826万台を販売したドイツフォルクスワーゲンを押しのけ3年連続で世界自動車販売数1位を守った」と伝えた。

トヨタの自動車販売量にはダイハツ工業と日野自動車の実績も含まれたている。

共同通信は「トヨタは部品不足に備え系列部品会社間の協力を模索した」とし、「海外企業が先取りした電気自動車販売で存在感を高めなければならない課題に直面している」と伝えている。

先にトヨタは豊田明夫社長が4月1日付で代表権のある会場に就任し、部品開発に携わってきた佐藤恒治執行役員を後任社長に任命すると26日発表した。

一方で、韓国の現代自動車グループ(現代+起亜)は昨年、自動車684万台を販売した。これは前年比2.7%増となる数値だ。現代自動車グループが世界3位になることがほぼ確実になったようだ。

朝鮮日報は26日付の報道で、現代自動車グループがルノー・日産・三菱アライアンスの販売台数(625万台=予想)を抜いて、前年の世界4位から3位に浮上したと報じた。現代車グループは2010年に米フォードを抜いて同5位、2021年に米GMを抜いて同4位に浮上していた。

朝鮮日報は「グローバル主要完成車メーカーが昨年上半期には半導体供給の余波で、下半期には需要減少で販売が減ったが、現代車グループはサプライチェーンを相対的によく管理してコスパの良いモデルを前面に出し、主要市場を攻略しながらグローバル販売ビッグ3に上がった」と説明している。

現代車グループはウクライナ戦争の影響でロシアの販売が急減したが、米国とヨーロッパで10%水準のシェアを達成し、米国市場ではホンダを上回る147万台を販売したことで10%を超えるシェアを記録している。欧州ではシェア9.4%を記録した。さらに成長市場であるインドでも前年比17%増となる80万台を販売し、1位のスズキ(マツリスズキ)との格差を狭めている。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは以下のようなコメントが投稿されている。(ネイバーニュースコメント参照)

「貴族労組でなければ1位も可能だったろう」
「現代車グループは最近電気自動車を先頭にデザインが韓国車なのかと思うほどモダンに変わっていってる。3代目会長時代に入り花を咲かせている。企業はやはり経営者の力が絶対的だ…」
「…韓国の象徴である現代車への期待が大きい。声援を送りたい」
「…ドイツの3社より高く、トヨタの2倍高い人件費。労組改革が至急だ」
「まずまずの輸入車より現代・起亜車の方が良いかも」
「誇らしいな」
「シェアが大事だ。コスパグランド現代。独3社と比較はするな。クラスが違う。ともあれ頑張れ」
「1位を目指してファイト、ファイト」
「正直、現代車はすごく良くなった。でも価格もすごく高くなった」

以上 コリアエコノミクス編集部

(参考記事:米国紙「韓国車、米保険会社から保険加入を拒否される」「盗難標的でリスク高く」
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