米消費者調査で韓国製EVが信頼度1位に輝く 日産「リーフ」は3位

米国消費者専門媒体であるコンシューマーレポートが米国で販売する電気自動車の中で最も信頼性の高い車両として、韓国起亜自動車のEV6とテスラのモデル3、そして日産のリーフを選定した。このうちEV6のスコアが最も高かった。

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コンシューマーレポートは、実際の車両所有者数十万人を対象に行った信頼度アンケート調査で、米国産テスラと共に起亜や現代など韓国製電気自動車について高く評価した。信頼度アンケート調査は、全般的な車両に対する評価と、故障や誤動作の有無について車両所有者が直接スコアをつける方式でなされた。

※コンシューマーレポート当該記事URL:https://www.consumerreports.org/cars/car-reliability-owner-satisfaction/tesla-and-nissan-make-the-most-reliable-electric-vehicles-a1003912076/

この調査を通じて韓国起亜自動車のEV6は84点のスコアを得て1位に輝いた。 調査対象となった電気自動車のなかで最も高い信頼度を得たことになる。

2位はテスラのモデル3でスコアは58点だった。日産のリーフは53点で3位。現代自動車のアイオニック5は41点で4位、テスラのモデルYは38点で5位だった。

EV6/KIA

6位はフォードのマスタングマッハE(35点)、7位はフォルクスワーゲンのID.4(32点)、8位はテスラのモデルS(25点)、9位はシボレーのボルト(17点)、10位はシボレーのボルトEUVと現代自動車のコナEVがそれぞれ5点で共にランクインした。

起亜のEV6は昨年発売された最新のバッテリーベースの電気自動車であることが良い評価を受けた。テスラのモデル3とモデルYは、高い車両信頼性と便利なスーパーチャージャー充電システムが利用可能であるという点で良い評価を受けた。日産リーフは累積評価に優れている点が評価された。

EV6は韓国車として初めて『欧州カー・オブ・ザ・イヤー2022』や『2023北米カーオブザイヤー』を受賞するなど、各国で高い評価を受けている。現代自動車のアイオニック5は『2022世界カーオブザイヤー』を受賞しているが、EV6もマスタングマッハEと共に最終候補に入っていたほどだ。

一方でコンシューマーレポートは「電気自動車は、ガソリンエンジン車よりも部品点数が少ないため、理論上は信頼性が高いはずだ」としつつ、しかし「現在のEVは、カテゴリーとして、同等のガソリンエンジン車やハイブリッド車よりも問題が多い傾向にある」と指摘している。

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