関西電力高浜原発4号機の原子炉が自動停止 1月30日、福井県高浜町

関西電力高浜原発の4号機(手前)=福井県高浜町

 関西電力から福井県に入った連絡によると、営業運転中の高浜原発4号機(加圧水型軽水炉、出力87万キロワット)の原子炉が1月30日、自動停止した。高浜4号機は2022年12月に営業運転に入っていた。

 関係者によると、原子炉内の核分裂の状態を示す中性子の量が急激に減少したことを知らせる警報が鳴り、午後3時21分に自動停止した。原子炉の冷却は維持され、環境への放射能の影響はないもよう。

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 高浜4号機は2016年2月にも自動停止している。発送電を開始する作業中、発電機と変圧器の故障を知らせる2種類の警報が鳴り、発電機が自動停止。原子炉も停止し、制御棒全48本が挿入された。約4カ月後に再稼働した。

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