東北電力上越火力発電所1号機(上越市八千浦)が、コンバインドサイクル発電設備として世界最高の発電効率63・62%を達成し、24日にギネス世界記録の認定を受けた。
30日、仙台市の本店で認定証の授与式が行われ、樋口康二郎社長がギネスワールドレコーズジャパンの公式認定員から認定証を受け取った。
コンバインドサイクル発電は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた二重の発電方式。高温高圧でガスタービンを回して発電し、さらに排熱を利用して蒸気タービンを回して発電するため、効率の良い発電方式とされる。
上越火力発電所1号機は、東北電力が三菱重工業と共同開発した最新鋭ガスタービンを導入。世界最高水準の熱効率63%以上の実現と二酸化炭素(CO2)排出量の削減を目指してきた。
樋口社長は「今回の発電効率世界一におごることなく、引き続き低廉な電力の安定供給、環境負荷低減に向け取り組んでいく」と述べた。
※樋口社長の「樋」は一点しんにょう