敷地一部が「盛り土」 産業廃棄物処分場 地元住民「徹底した調査・安全対策」求める要望書

広島市の産業廃棄物処分場の周辺で、「盛り土」の安全対策などを求めて、地元住民などが市に要望書を提出しました。

27日、要望書を提出したのは。安佐南区上安地区の地元住民などでつくる2つの団体です。広島県によりますと、上安地区の山側にある産業廃棄物処分場では、2021年に実施された調査で、隣接する法面で盛り土の一部が浸食されていることが確認されました。

2021年、静岡県熱海市で起きた土石流の被害を受けて、住民グループは、盛り土の緊急点検などを県に求めていましたが、「安全対策が具体的に進展しているようには見えない」などと訴えています。

そして、広島市にも産業廃棄物処分場にある盛り土の徹底した調査・早急な災害防止対策を求めました。

安佐南革新想 坂本裕 代表世話人
「ボーリング・測量調査もしてどう危険があるのか。ふさわしい対策を急いでやってほしい」

広島市は、「住民の不安を解消できるよう、県と協議しながら対応していきたい」とコメントしています。

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