安倍元総理の国葬は違憲? 司法に判断求める 訴訟開始は全国初めて

安倍元総理の国葬は違憲で、湯崎知事などが公費で参列したのは違法だとして、県内の弁護士などが支出された公費の返還を求めている訴訟の第1回口頭弁論が開かれました。

この裁判は、県内の弁護士などが、去年9月の安倍元総理の国葬は法的根拠がなく、思想・良心の自由などを保障する憲法にも反すると主張。湯崎知事などが国葬に参列するために公費で旅費などを支出したのは違法だとして、返還を求めているものです。

31日の裁判で原告側は「国葬は違憲で、公費で旅費などを支出したのは違法」と改めて主張。一方、被告の知事側は、請求の棄却を求めました。

第2回目の口頭弁論は、4月19日に開かれます。原告側の弁護士によりますと、国葬参加で公費の返還を求めた訴訟が始まったのは、全国で初めてだということです。

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