【小山・栃木】中学生の硬式野球リーグを運営する日本ポニーベースボール協会は7月31日から、小山、栃木の両市を会場に15歳以下などを対象とした女子野球の“世界一”を決める大会「第1回 PONY Girls Baseball World Series」を開催する。プロ野球ヤクルト、巨人、阪神で活躍した同協会の広澤克実(ひろさわかつみ)理事長(60)が小山市出身という縁で招致を進めた。観戦は無料で、海外選手らの迫力あるプレーを間近で見ることができる貴重な機会となりそうだ。
女子野球の競技人口の増加に伴い、中学女子野球の国際大会を経験してほしいと、同協会が昨年4月から大会準備を進め、海外50カ国に参加を呼びかけた。
現時点の参加国は、日本や米国、オーストラリアなど計11カ国を見込んでいる。15歳以下のU-15と16歳以上のオープンの2部門に分かれ、5日間で予選ラウンド、決勝トーナメントを行う。
国内のポニーリーグには現在183チーム約3千人が所属し、女子は約60人という。今回の日本代表は全国のチームから参加希望者を募り、4月下旬に行われる代表選手選考会によってU-15で3チーム、オープンで1チームを編成していく。
会場となるのは小山市では向野の小山運動公園野球場、渋井の白鴎大学野球場、栃木市では川原田町のとちぎ木の花スタジアム、大平町真弓のエイジェックさくら球場を予定。
同協会の那須勇元(なすたけはる)事務総長(54)は「女子野球を世界に広め、女子選手の目指すべき大会としてスタートを切りたい。スピード感あふれる選手のプレーに期待したい」と大会を心待ちにしている。