オードリー・若林&南キャン・山里の半生が連ドラ化! 笑いと涙の物語「だが、情熱はある」

日本テレビ系では4月から、オードリー・若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太の半生を描いた連続ドラマ「だが、情熱はある」(日曜午後10:30、開始日未定)を放送することが分かった。

嫉妬やねたみ、劣等感に自意識過剰…次々と湧き上がる負の感情を燃料に、必死にもがいて生きてきた若林と山里。「だが、情熱はある」は、そんな2人のだめでさえない人生からの大逆転を描く、笑いと涙のエンターテイメントだ。

若林と山里は、それぞれ10代の頃からお笑い芸人を目指すも、なかなか日の目を見ず不遇の時代を過ごす。しかし努力の末、「M-1グランプリ」準優勝となりそれぞれブレーク。オードリー、南海キャンディーズは誰もが知る人気お笑いコンビとなるのだが、2人ともに売れたことによる周囲の変化や、仕事への疑問、ネガティブな思い、「相方の方ばかり売れていく」「じゃない方」といった嫉妬やねたみなど、負の感情の中でもがいていた。

そんな折、2人は出会うことになる。互いを知るうちに「負の感情を笑いにしよう」と、それぞれのコンプレックスを生かした漫才やコントを披露するユニット・たりないふたりを結成し、活動を始めた。2021年5月31日の無観客配信ライブをもってその活動も幕を閉じたが、5万5000人超えの観客を集めて、お笑いライブの生配信としては歴代の最高記録を打ち立てた。

そして、ついに“テレビドラマ”という新たな形で、再びそれぞれの人生が交差することになる。2人を取り巻く家族や仲間、“そのすべてが実話”で描かれる、爆笑必死、感涙のドラマとなる。若林、山里を演じるのは誰なのか。キャスト情報などは近日発表予定だ。

これまでの自身の人生がドラマ化されることを受け、若林は「地上波テレビで人様にお見せできるような人生ではないと尻込みましたが、ご縁に身を任せて『日テレさんにかわいがってもらいなさい』と拙著を送り出した次第です」とコメント。

山里は「山里の人生がドラマに? 誰の好奇心もくすぐらないのではないでしょうか? でも、このドラマのチームの言葉を聞いて、初めて僕の人生を見てほしいと思えました。見せてはいけない僕もたくさんあると思います、どうか嫌われませんように…今はそれを祈るばかりです。もし、うわっと思われるとしても1人じゃない! オードリーの若林くんも描かれるので、これは安心です。いろいろたりない僕たちが、どんなふうに皆さまに伝わるのか? 僕も今から楽しみで仕方ありません」とメッセージを寄せている。

ドラマを手掛ける河野英裕プロデューサーは「山里亮太さん、若林正恭さん、お二人が書かれたエッセーが大好きでした。『事実は小説より奇なり』を地でいく2人の人生には、笑いと切なさと、そして情熱があふれていました。2人が出演するテレビや漫才、ラジオ、雑誌やネットの記事を追いかけ、知れば知るほどより多くの人に、2人を伝えたいと思いました。『嫉妬や劣等感、負の感情を燃料に』と山里さんが。『ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ』と若林さんが。エッセーの中でそう言っているから、自分も『負の感情を燃料に没頭』しているうちに、2人の人生をお借りして、ドラマにできることになりました」とドラマ化の経緯を明かす。

続けて、「こんなに面白い2人の実話です。ドラマがつまらないわけにはいきません。スタッフ・キャスト一同『だが、情熱はある』と燃え、めちゃくちゃ面白いドラマをお届けします!」と意気込んでいる。

© 株式会社東京ニュース通信社