中国電力 第3四半期決算 過去最大1667億円の赤字

31日、中国電力が第3四半期決算を発表し、純損益が過去最大の1667億円の赤字になったことを明らかにしました。

中国電力 連結経理グループ 岡邦光 マネージャー
「燃料価格の高騰が収支に影響した。各利益とも過去最大の赤字になっている」

中国電力によりますと、去年4月から12月までのグループの売上高は前の年より54.6パーセント増えて1兆1798億円でした。

しかし、純損益は1667億円の赤字でした。

連結決算としては過去最大の赤字で、大きな要因は燃料価格の高騰だということです。

また、企業向けの電力販売で大手電力がカルテルを結んでいた問題で、中国電力は課徴金707億円を第3四半期の特別損失に計上したと明らかにしました。

2022年度通期の見通しについても純損益を過去最大の1740億円の赤字と見込んでいて、中国電力は「依然として非常に厳しい経営環境が継続している」としています。

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