G7長崎保健相会合まで100日 階段ラッピングや横断幕設置 民間も応援企画

階段に施されたラッピング=長崎市尾上町

 5月13、14日に長崎市で開く先進7カ国(G7)保健相会合まで2日で100日。開催周知と歓迎機運の醸成を図るため、官民でつくるG7長崎保健大臣会合推進協議会は1日、会場となる出島メッセ長崎などに横断幕などを設置した。会合に向け、民間による自発的な“応援”の動きも徐々に出始めている。
 JR長崎駅西口(いなさ口)と出島メッセ長崎をつなぐ階段には、会合の広報デザイン(キービジュアル)を施したラッピング(縦2.4メートル、横6メートル)が登場。長崎駅に出入りする市民らが珍しそうに眺めていた。「ゆめタウン夢彩都」(元船町)には横断幕を掲げ、周辺街灯にバナーもぶら下げた。
 2日には県庁と長崎市役所の1階エントランスホールに懸垂幕を、「チトセピア」(千歳町)には横断幕とバナーを設置する。今月中旬をめどに、市中心部の浜町アーケードやベルナード観光通りにも懸垂幕などを設置する予定。

浜松建設が製作したコースター

 一方、推進協議会は「オールながさき」で盛り上げようと、自発的な応援事業「G7ながさきアクション」を募集している。協議会によると、これまでに応募があったのは64件。このうち、バーテンダーの有志はG7参加国をイメージしたカクテルを企画し、1日から市内15店舗で販売を始めた。浜松建設(諫早市)がキービジュアルを用いて製作した木製コースターと一緒に提供する。販売は5月14日まで。カクテルの内容は店舗により異なる。
 提供店舗の一つ、「セラー ランプライター」(長崎市鍛冶屋町)のマスター、後藤昌彦さん(52)は「盛り上げるため、何か手伝えることがないかと仲間と考え、企画した。G7カクテルを通じ、会合に関心を持つ人が増えればうれしい」と話した。
 協議会は引き続き、「G7ながさきアクション」を募集中。問い合わせは協議会事務局(電095.895.2091)。

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