昨年第4四半期GDPは4.2%減

特区政府統計処は2月1日、2022年第4四半期と通年の経済統計(見込み)を発表した。同日の香港メディアによると、第4四半期の実質域内総生産(GDP)伸び率は前年同期比でマイナス4.2%となり、第3四半期の同マイナス4.6%からマイナス幅が縮小した。ただし4期連続のマイナス成長となった。主に対外貿易が低迷したことによる。通年では前年比マイナス3.5%となった。第4四半期の個人消費伸び率は前年同期比1.7%、第3四半期は同マイナス0.4%。通年では前年比マイナス1.1%だった。第4四半期の輸出総額伸び率は前年同期比マイナス24.8%、固定資産投資の前年同期比伸び率はマイナス11.2%だった。通年の輸出総額伸び率はマイナス13.9%、固定資産投資伸び率はマイナス8.5%だった。政府報道官は「香港経済は22年第4四半期に引き続きマイナスとなった。輸出総額のマイナス幅は拡大したが、個人消費は伸びを回復した。今後の見通しでは香港経済は23年に回復する。先進国経済の伸び鈍化は引き続き香港の輸出にとって試練となるが、中国本土経済の伸びが加速することや越境貨物輸送の制限が緩和されることなどが支えとなる」と解説した。第4四半期GDPの修正値と詳細な数値、22年通年の最新予測は2月22日に財政予算案で発表される。

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