がむしゃらキャンプ2日目 広島カープ 守護神・栗林 WBC球でブルペンへ ルーキー3人も

広島カープの宮崎・日南キャンプ2日目(2月2日)情報です。

キャンプと言えば、早出練習。レギュラーを狙うプロ5年目の羽月隆太郎が集中ノック! この光景は、期待の表れなのか?

きのう1日、個別の守備練習でアドバイスを送った名手・菊池涼介が羽月を見守ります。

全体練習は、投手・野手がそろって投内連携でスタート。カープから唯一、WBC日本代表に選ばれた栗林良吏も参加しました。

そして、栗林は、キャンプ初のブルペンにも登場。もちろん、使うボールはWBC公式球。ストレートにカーブ・フォークと、キャッチャーの石原を相手に46球を投げ込みました。

「まだ違和感があるのでフォークの精度を上げたい」と、世界との戦いに向けての準備も始まっています。

投球後には、そのフォークの使い方について新井監督から打者目線でアドバイスをもらうシーンもありました。

広島カープ 栗林良吏 投手
「きょうはWBCの球を使ってブルペンに入ったけど、よかったですし、まだ改善するところは多くあるけど、納得のいくブルペンだったので、これからにつなげられるかな。まずはWBCで世界一になることが目標なので、そこに向かって調整したいと思うし、シーズンでは、ことしはユニホームも変わって、チームも変わるところだと思うので、そういうチームの波に乗り遅れないようにしっかり調整して、日本一取れるようにがんばりたい」

そして、こちらも見逃せません。けがからの復活を目指し、別メニュー調整の床田寛樹が急きょ、ブルペンに入ります。

「本格的なブルペンでの投球はことし初めて」ということもあり、ストレートとカーブを交え、慎重に23球を投じました。左のエースは、完全復活へ向けて順調に調整を進めています。

広島カープ 床田寛樹 投手
「投げる方はそこまで不安もないので、投げられると思ったので入りました。ある程度、コントロールもできましたし、あとは強さを出していければ」

そして、1軍キャンプに参加しているルーキー3人もそろって日南初のブルペンへ。

ドラフト3位の益田武尚、5位の河野佳、6位の長谷部銀次。新井監督も見つめる中で投げ込みを行いました。

広島カープ 河野佳 投手
「初めて1軍のみなさんの前で投げて、緊張もあったけど、自分のボールが投げられたかな」

広島カープ 長谷部銀次 投手
「変化球をたたいてしまったり、抜けたところはあったので、そこは修正していく必要があると思うけど、ストレートは今の段階としてはよかったと思う」

と、ここでこんな場面も…。長谷部の球を受けて連日、捕球練習に取り組む坂倉に…。

広島カープ 新井貴浩 監督
「いいね、サク!」

「目が疲れるほど見たい」という新井監督の目は、ここでも光りました。

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