NPB唯一のサイクルH3回の記録持つロバート・ローズ!ベイスターズ史上最強の助っ人【プロ野球助っ人外国人列伝】

助っ人外国人列伝/アメリカ1990年代編

今回の同企画はアメリカ編/1990年代に突入。助っ人外国人が投打の主軸となり、チームの成績に大きく影響を与えた好選手が次々と登場した“助っ人黄金時代”だ!

プレーは非の打ち所なし!球団史上最強の助っ人

ロバート・ローズ NPB通算8年:(1993~2000、2003) 1039試合 打率.325 167本塁打 808打点

●在籍8年で7度の3割超えのフル回転!サイクル安打3回はNPB唯一の記録
アメリカのドラフトで上位指名されエンゼルスに入団するも、交通事故で出場機会が少なくなったロバート・ローズは、ホエールズがベイスターズになった1993年に入団。当初は内野の守備力強化が目的だったが、名スカウト・牛込惟浩の目に狂いはなく、広角に打ち分けるシュアな打撃を武器に1年目から打率3割を楽々とクリアして打点王に輝く。

以降も安定した好成績を残すポイントゲッターとして、打っても守っても非の打ち所がない大車輪の活躍を見せた。1998年にはチームを日本一に導き、翌1999年はキャリアハイの打率・369、37本塁打、153打点と驚異的な成績を残している。残念だったのは度重なる引退騒動。

1998年頃から契約で揉めるようになると引退をにおわせ、2000年にはとうとう現役を退き、ファンを悲しませてしまった。

出典:『がっつり! プロ野球(33)』

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