市役所庁舎で常習喫煙、理事級職員2人を減給処分 福井県福井市

福井県福井市の複数の幹部職員が出入りし喫煙していた理髪室。右は食堂入り口=市役所地下1階

 福井県福井市は2月3日、全面禁煙となっている市役所本庁舎地下1階理髪室で常習的に喫煙を繰り返したとして、50代の理事級職員2人を、いずれも減給10分の1、1カ月の懲戒処分にしたと発表した。そのほか管理職を含む5人を書面訓告とした。いずれも3日付。

 この問題を巡っては、福井新聞の調査報道「ふくい特報班」(通称・ふく特)に情報提供があり、福井新聞記者が1月の複数回、理髪室の出入りを調べたところ、部長を含む複数の幹部職員が喫煙していたことが発覚。幹部職員の一人は取材に対し、少なくとも半年以上、1日当たり数回喫煙場所として利用してきたことを認めた。

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