放射線影響研究所(放影研) 広島大・霞キャンパスに新施設 2025年度完成・供用開始へ

広島市南区の比治山公園にある放射線影響研究所(放影研)について、移転先の広島大学 霞キャンパスに2025年度の完成を目指し、10階建ての新たな施設が建設されることになりました。

これは、オンラインで開かれた放影研の地元連絡協議会で示されました。計画によりますと、移転先の広島大学 霞キャンパスに延べ床面積およそ7700平方メートルの10階建ての研究施設を建設します。

総事業費の見込みは過去に試算したおよそ61億円が目安になるということです。

放射線影響研究所 丹羽太貫 理事長
「(放影研の)建物ができたときから議論されていたのが、紆余曲折だったと思うが、ようやく解決をみたということで。これに関わったさまざまな人に感謝したいと思う」

また、広島大学の越智光夫 学長も今後の共同研究の展開に期待感を示しました。

研究施設は、新年度に着工し、2025年度の完成・供用開始を目指すということです。

© 株式会社中国放送