e―Taxで簡単に 〝武将隊〟体験しPR 確定申告控え 高田税務署

 今年の確定申告が本格化するのを前に、高田税務署は3日、上越市春日山町1の市埋蔵文化財センターで、スマートフォンによる確定申告をPRした。
 越後上越上杉おもてなし武将隊のメンバー3人が、スマホ・タブレット端末と見本の源泉徴収票を手に申告書を作成、15分ほどで完成させた。

「確定申告はe―Taxで」と呼び掛ける、武将隊の3人と国税庁e―Taxキャラクター「イータ君」

 2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降、国税庁は申告会場での密集を防ぐため、スマホやパソコンを使った「国税電子申告・納税システム(e―tax)」の利用を勧めてきた。マイナンバーカードとの連動による自動入力、スマホのカメラ撮影による源泉徴収票データの自動入力など、使い勝手も改善した。
 このほど武将隊に加入した「宇佐美定満」さんは、源泉徴収票のカメラ撮影に挑戦。入力作業も「全く戸惑うことがなかった」と話した。同署のe―TaxのPRに毎年登場している「上杉謙信公」は「年々(システムが)進化している」と話していた。
 同署管内の確定申告会場は16日から3月15日まで、上越市市民プラザに設けられる。同署によると昨年は期間中に約6000人が会場を訪れ、期間後半は混雑したという。水沼仁志署長は「e―Taxは申告書作成に要する時間が短いだけでなく、還付も紙の申告より早い。ぜひ利用して」と話した。

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