横浜市立南高校附属中入試で解答用紙に不備 解答欄1カ所不足

横浜市教育委員会

 横浜市教育委員会は3日、同日行われた市立南高校付属中学校(同市港南区)の適性検査で、解答欄が1カ所足りない不備があったと発表した。当該の問題については、採点時に受検者全員に点数を付与する。

 市教委によると、不備があったのは「適性検査Ⅱ」の解答用紙。解答を2カ所に分けて記載する問題だったが、解答欄が1カ所しかなかった。開始5分後に受検者の指摘で判明。全受検者に問題を飛ばすよう口頭で指示し、その後板書でも説明した。配点していた計10点は受検者全員に付与するという。

 解答用紙作成のどの段階でミスが生じたかは判明しておらず、検証した上で再発防止に努める。担当者は「本来あってはならないミス。受検生に迷惑をかけてしまい申し訳ない」と話している。当日は836人が試験を受けていた。

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