大規模買収事件 安芸太田町議の初公判「起訴事実に誤り」と主張 広島

4年前の参議院選挙をめぐり、河井克行元法務大臣から現金を受け取ったとして公職選挙法違反の罪に問われた安芸太田町議の初公判が開かれました。

安芸太田町議の矢立孝彦被告(69)は、2019年3月下旬ごろ河井元大臣の妻案里元議員への投票とりまとめなどに対する報酬として河井元大臣から現金20万円を受け取った疑いがもたれています。

初公判で、矢立被告は「起訴事実に誤りがあるので否認し争います」と述べました。

検察側は「関係性維持を優先し現金を受領してもらいたいという克行氏の意向を受け入れた」などと指摘しましたが、弁護側は「置いていった現金を保管していただけで返還する意思があった」と無罪を主張しました。

判決は来月4日に言い渡される予定です。

また先月、広島地裁から罰金25万円などの判決を言い渡された宮本新八元県議は控訴を断念する方針を明らかにしました。

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