カラオケバトル優勝の茂木結菜さん 地元足利で報告、憧れの堀さんに続く

早川市長に笑顔で優勝を報告した茂木さん(右)

 栃木県足利市内在住の高校1年茂木結菜(もてぎゆな)さん(16)はこのほど、テレビ東京の番組「THEカラオケ★バトル」に初出場し、優勝に輝いた。1月27日に市役所を訪れ、早川尚秀(はやかわなおひで)市長に結果を報告した茂木さんは「優勝できたことは信じられないが、とてもうれしい。次も出場できるよう、これからも頑張っていきたい」と意気込む。

 茂木さんは、同番組で数々の栄冠を手にしてきた市出身の歌手堀優衣(ほりゆい)さんに憧れ、2019年に同番組のオーディションに応募。4度目の挑戦で初出場を決めた。

 「U-18歌うま甲子園2023開幕戦」と題した今回は、初出場の10人が歌声を競った。3ブロックに分かれて行われた予選で、茂木さんは松田聖子(まつだせいこ)さんの「私だけの天使~Angel~」を歌唱し、決勝に勝ち進んだ。決勝では、中島(なかじま)みゆきさんの「時代」を歌い、98.896点を獲得。見事1位に輝いた。

 幼少期から歌うことが大好きだったという茂木さん。小学3年生の頃に市内の歌謡教室に通い始め、小中学校では合唱部に所属した。中学3年生の時には、NHKの公開番組「のど自慢」でも優勝している。

 市内のカラオケボックスで練習を重ねた成果を発揮し「緊張したが自分らしく歌えた」と振り返る。早川市長は「足利から堀さんに続き、茂木さんも出てくれてうれしい。これからもさらに上を目指してほしい」と激励した。

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