横浜DeNAの春季キャンプ第1クール第3日は3日、沖縄県宜野湾市のアトムホームスタジアム宜野湾で行われた。
全体練習後の「特走」。西武、巨人で活躍した片岡保幸氏が臨時コーチを務め、走塁技術を伝授している。
この日は主に、盗塁スタート時の一歩目の重要性について指導。片岡氏は「左足のかかとをしっかり踏まないと、地面の反発はもらえない。うまくお尻を使える構えをまず伝えて、スタートでいかにタイミング良く足を出せるかを伝えた」と説明した。
昨季チーム2位タイの6盗塁だった楠本は「ピッチャーがセットポジションに入る前に大きく息を吸う。細く吐きながら間合いを探れ」と助言されたといい、「去年、塁に出たときの感覚と違う」と驚いた様子だ。
現役時代は4度の盗塁王に輝いた実績を持つ片岡氏は「このチームは貪欲さがちょっと欠けている印象。とにかく貪欲に仕掛けてほしい」と求めており、楠本は「（盗塁を）企画する気持ちが強くなった。二桁を狙いたい」と気持ちの面でも効果があったようだ。
