冬の味覚「でっちようかん」食べ比べ 福井県大野市と小浜市で催し、2月5日まで

でっちようかんを買い求める来場者=2月4日、福井県大野市の越前おおのまちなか交流センター

 福井県大野市の冬の味覚を楽しむ「越前おおの でっち羊かんまつり」が2月4日、同市の越前おおのまちなか交流センターで始まった。市内14店舗のでっちようかんがずらりと並び、来場者は味巡りを楽しんだ。5日まで。

 大野商工会議所が主催、同市菓子組合が共催し、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに開催。「結(ゆい)の故郷(くに) 越前おおの冬物語」に合わせて開いた。

⇒小泉孝太郎さん「福井に通います」【インタビュー動画】

 大野のでっちようかんは地元の名水と小豆、黒糖などで仕込み、さっぱりとした味わいが特長。厚さ3センチほどで、他の地域のようかんよりも食べ応えがある。

 会場では、ミニサイズのでっちようかんの詰め合わせと小箱を提供。訪れた家族連れやカップルは、どの店のでっちようかんが口に合うか吟味したり、地元の味覚を味わったりした。イチゴ大福やまいたけ弁当、さといもコロッケ、大野産米粉で作ったバウムクーヘンなども提供された。

 5日は午前10時~午後3時。

  ✕   ✕   ✕ 

 若狭地域のでっちようかんの食べ比べができるイベントが2月4日、福井県小浜市和久里の道の駅若狭おばまで始まった。同市と若狭町の7店舗が自慢の品を販売し、親子連れらが次々と買い求めた。5日まで。

 同市内と若狭町上中地域の菓子店でつくる小浜菓子業組合が主催。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。

 若狭地域のでっちようかんは、黒砂糖が主流の嶺北のものと異なり、主に白砂糖を使うのが特徴。それぞれの店の味を知ってもらうため、各店舗2切れずつで3店舗分(税込み750円)か4店舗分(同千円)のセット販売としている。

 会場には販売開始直後から行列ができ、家族に配るため数セット購入したり、全店舗分を買いそろえたりする人が続出。1時間ほどでほぼ売り切れ状態となった。5日は午前10時~午後3時。売り切れ次第終了となる。ようかんのほか、ぜんざいやパン詰め合わせなどの販売も行う予定。

© 株式会社福井新聞社