東京・銀座の福井県アンテナショップ新装オープン日決定 特産品販売、越前そばやソースカツ丼のイートインも

福井県内の食や工芸品の名産品が並ぶ「ふくい食の國291」の1階パース図

 東京・銀座の福井県アンテナショップ「ふくい食の國291」が2月24日、移転先でリニューアルオープンする。来春の北陸新幹線県内開業を控え、「福井とつなげる拠点」を目指す。ロゴマークも新調した。

 新型コロナ禍による物流の混乱、ウクライナ危機を受けた資材高騰の影響により、昨年4月を予定していた着工は9月にずれ込み、オープンも8月から半年遅れることになった。

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 県産業政策課によると、延べ床面積は1階と地下1階の計367平方メートル。1階では油揚げや水ようかん、地酒など食品、工芸品を販売し、観光や移住相談を受け付けるコーナーも設置する。地下には越前そばやソースカツ丼など福井の食を味わえるイートインコーナーのほか、県内企業が出張販売できるイベントコーナーを設ける。

 旧店舗がある東京都中央区銀座1丁目内で、有楽町駅から中央通りまでの動線となる銀座柳通りに面した角地に立地。3月にリニューアルオープンする東京都港区南青山5丁目のアンテナショップ「ふくい南青山291」の物販販売機能を集約する。通行量が旧店舗より増加するため、県は来館者が年間35万人(南青山291含む)から1.5倍になると見込み、年間売り上げ目標も1.5倍の3億2千万円を掲げる。

 杉本達治知事は1月26日の定例会見で「商機は非常にある。福井の食のおいしさを理解してもらい、発見する楽しみも発信したい」と述べた。

 ロゴマークは「291」を漢字で表記し、県内の川、山、里をイメージした。

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