世界最大の貨物用ドローンが登場...180KG積み240KM飛行 飛行費用は驚きの低価格

最大180KGの重量を積めるモンスタードローンが開発された。成人男性3人を乗せられる電動無人機が商用化される。物流業界のゲームチェンジャーとなる可能性はあるのだろうか?

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最近、米国の企業パイカ(Pyka)はバッテリーを使う世界最大の貨物運搬用ドローンである「ペリカン・カーゴ」を開発したと明らかにした。ペリカン・カーゴは長さが6.1m、高さは2.1mだ。翼幅は11.5mに達する。乗用車ぐらいのサイズだ。

パイカがYouTubeに公開した映像を見ると、ペリカン・カーゴの貨物口は機首の天井部分が空に開く形になっている。ボーイング747貨物機と同様の方法だ。大きい貨物でも格納しやすいデザインとなっている。

ペリカン・カーゴは最大180キロの貨物を積むことができる。巡航速度は時速167㎞で、荷物満載時最大航続距離は240kmだ。およそ東京から名古屋まで一度も着陸せずに貨物を運べる距離だ。

プロペラは各翼の前後に2個ずつ、計4個が配置されている。衛星航法装置(GPS)とレーザー・レーダーを活用するナビゲーションが搭載されている。これにより自律飛行が可能だ。

詳しく報じたフォーブスによると、飛行コストは1時間あたり15ドル(約2千円)程度という。また、わずか150メートル程度の草地や舗装されていない土の滑走路があれば離着陸可能とのこと。パイカはすでに3社から80機の受注を獲得済みだ。

パイカは公式発表資料を通じて「物流運送網から二酸化炭素排出を根本的に除去し、貨物運搬速度を大きく高める手段になるだろう」と明らかにした。

パイカはペリカン・カーゴが、島など孤立した地域にスムーズに生活必需品を運ぶのにも使えると説明した。ペリカン・カーゴの最初の商業飛行は今年末に予想されるとパイカは付け加えた。

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