宇都宮にサーカスがやってきた コロナ禍で3年ぶり【動画】

3年ぶりに再開され、華やかなステージを繰り広げる出演者ら=5日午後0時15分、宇都宮市新里町

 世界トップレベルのパフォーマンスが繰り広げられる「ポップサーカス宇都宮公演」(下野新聞社主催)が5日、宇都宮市新里町の道の駅うつのみやろまんちっく村にぎわい広場大テントで3年ぶりに開幕した。家族連れなど約2500人が来場し、光と音楽に彩られたドラマチックなステージに熱狂した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でポップサーカスは2020年から休演が続いていた。

 初回公演の冒頭、下野新聞社の若菜英晴(わかなえいせい)社長は「3年間、サーカスは大変な苦労の中で地道な活動を続けてきた。支えていただいた県民の皆さまに厚く御礼を申し上げる」とあいさつし、開幕を宣言した。

 出演者たちは息をのむような迫力のアクロバットやコミカルなジャグリングなど、多彩なパフォーマンスを約1時間半にわたって披露した。フィナーレでは会場から万雷の拍手が送られた。

 姉と来場した足利市本城1丁目、高校1年中野幸(なかのさき)さん(16)は「こんなに迫力があるなんて。特に空中ブランコがすごかった」と目を輝かせていた。

 宇都宮公演は4月9日まで。

 

空中ブランコで華麗な技を披露するパフォーマー=5日午後0時10分、宇都宮市新里町

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