韓国でタクシー運転手を暴行した日本人被告に執行猶予 「情状酌量の余地」

ソウルの繁華街道路で運転中だったタクシー運転手を暴行した20代の日本人に対し、裁判所が懲役刑の執行猶予を宣告した。

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韓国メディアなどによると、ソウル中央地裁は2日、特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(運転者暴行)の疑いで裁判に付された日本人A(28)氏に対し懲役1年6ヶ月と執行猶予2年を 宣告した。

韓国を訪れた日本人観光客Aさんは昨年11月末、酒に酔った状態で60代のタクシー運転手を暴行して逮捕されていた。

酒に酔った状態でタクシーを乗ったA氏は、タクシー運転手が日本語を分からないという理由で蹴るなど暴行を始め、被害者が車から逃げ出したあとも被害者を追いかけて何度も暴行した。

(当該事件報道/韓国JTBC放送 YouTubeチャンネル)

この日、ソウル中央地裁は「運転手への暴行は場合によってはより大きな大事故につながった可能性があり、多数の生命、身体、財産被害を引き起こす危険があったことから、厳しく処罰した必要がある」とし、「被告人は運行中だったタクシー運転手を後部座席から暴行し、逃げる被害者を追いかけて再度暴行するなど、事案は軽度ではなく、罪質も悪い」としている。

ただし裁判所は「A氏がこの事件犯行をすべて認めて反省しており、被害者もA氏に対する処罰を望まないという意思を表示した」とし、「A氏は本国の日本に生後8ヶ月の家族(子供)など扶養する家族がいる点は情状酌量の余地がある」とし、執行猶予を宣告した。

裁判所は最後にA氏に「本当に誠実に生きてほしい」と付け加えた。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは以下のようなコメントが投稿されいている。(※ネイバーニュースコメント参照)

「韓国人が日本でこんな事件起こせばテレビでモザイク無しで放映され重罪になっていただろう…」
「親日派が政権をとるとこういうことが起こる」
「寛大さを超えてる・・・」
「まあ示談したんだろ…」
「韓国という国は外国人に対しすごく寛大だな…」
「日本人でもアメリカ人でもこれが何か問題があるのか?法に従って処理すれば良い。被害者が処罰を望まないのに強制的に拘束すれば違法だ。日本だからと反日感情を助長させるな」
「なぜ外国でこんなことをするのだろう。外国に行けば誰でも国の代表なのに…」

以上 コリアエコノミクス編集部

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