CRYAMY、1st max single『FCKE』よりティザー映像公開!

先日、リリースとその詳細が発表されたCRYAMYによる1st max single『FCKE』より、楽曲の一部を抜粋して作成されたティザー映像が公開された(撮影・編集:三浦エント)。

1st maxi single『FCKE』は主宰レーベル「NINE POINT EIGHT」より10作品目のリリースとなる記念すべき一枚となり、販売価格はそれを記念して¥499(税込)でのリリースとなる。 収録曲は2曲にもかかわらず、各曲が総計約10分に及ぶ演奏時間を誇り、トータルタイムは20分を超える大作で、CRYAMYというバンドを象徴するアンセムに曲が収められている。

1曲目の「世界」は自主レーベル設立前最後の作品でCRYAMY初の流通盤となった『#3』の1曲目に収録されていた同曲の再録バージョン。CRYAMY流人間讃歌として彼らの音楽、そしてライブを象徴する一曲で、旧バージョンのリリースから現在に至るまで、そしておそらくこれからもCRYAMYのアンセムとして鳴らされていく楽曲であり、満を持しての再録・シングルカットとなる。 完全一発録りながら、楽器の音だけでなく、空気の振動や部屋鳴りを封じ込めるべく、総計100トラック以上分にも及ぶマイクをスタジオの至る所に配置し、演奏の生々しさとリアリティを、長い制作時間をかけて限界まで追求した録音に仕上がっている。 徹底的に「あなたが生きていてほしい」という思いを貫く12分にも及ぶ楽曲は、展開が進むごとに曲調もテンポも変貌していき、その様子はパンク、ハードコア、ノイズ、サイケ、ダブ、古今東西のオルタナティヴ…といった様々な要素を内包し、まさにこれまでのCRYAMYの全てをつぎ込んだ楽曲となっている。 完全新曲となる2曲目の「GOOD LUCK HUMAN」は壮大な音像と鋭い視線から描かれつつも素朴な歌詞が真っ直ぐに鳴らされる。こちらも総計8分を超える大作であり、リリースまでアレンジを変えながらすでに全国各地で演奏されてきた。 陰陽入り混じった世界での、感情の混乱と葛藤をもって、それでも誰かが命を拾うことを願い歌うこの楽曲は、その歌詞の通り一見ストレートなミディアムナンバーだが、冒頭にある2分近くのインプロヴィゼーションや楽曲中に何度も挟まれるGtフジタのギターソロ、後半にかけてのドラマチックな転調、アウトロのツインギターによるノイズの洪水と、相変わらず王道にありながらも無難に仕上げるつもりはない、という彼ら4人の狂気とヤケクソさを体現しているとも言える。 なお、3月29日(水)に渋谷クアトロで開催されるCRYAMY ONEMAN LIVE『CRYAMYとわたし〜世界を救う漢たち〜』のチケット先行受付の抽選がスタートしている。加えて解禁された、ワンマン前に行なわれる自主レーベル主催の東阪レコ発の詳細も近日ゲスト発表、二次先行が開始予定。

Vo.カワノ コメント

長いこと考えたし、書きたいことも多くあったけれど、上手にここで言える事が何一つ見つかりませんでした。

ただ、とにかく、聴いてください。それしか言えない。

このバンドを始めてから今まで、俺にとってCRYAMYの音楽は人生の記録とそれを通した主張でした。

今作はそれだけではなく、はじめて人に聴かせたい、と思えた2曲で、それぐらい意味のある作品だと自負しています。

伝えたい事、大事なこと、俺にできる事は全てこの2曲にある。今までも、今も、そしてこれからも。

シングルを引っ提げての3月のワンマンライブは、音楽と、声と、身体と、心を使って、何もかも捧げる。俺たちに世界は救えるのか、どうかお見逃しなく。

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